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zoom RSS 『待合室 -Notebook of Life-』

<<   作成日時 : 2007/01/15 00:29   >>

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雪深く閉ざされた地、岩手・小繋(こつなぎ)駅に置かれた「命のノート」。全国から旅人がやってきて、人生の悩みや苦しみをノートに記していく。
その悩みにひとつひとつ励ましの返事を書く女性がいた。駅前の店をひとりで切り盛りする夏井和代だ。夫に先立たれ、娘を幼くして亡くした和代は、いつか良い事があるから一生懸命生きようと、旅人にもそして自分にも言い聞かせ毎日を過ごしていた。
ある日、6冊続いたノートが誰かに持ち去られてしまう。張り合いを無くし、落ち込む和代は母に会いに実家へと向かう。


久々にかなり感動しました。
雪国出身なので、雪化粧で真っ白になった景色を見るだけでとても懐かしく、心が温まります。そして、和代のおせっかいぶりがとてもよかった。昔はこういう世話好きのオバサンがいて色々面倒を見てもらったものですが、最近の都会ではおせっかいはウザがられてしまうので残念です。


小繋駅には色んな人がやってきます。
妻と娘を交通事故で亡くし心の糧を失った男性。どことなく夫に似た雰囲気をもつ男性を和代は気遣い、そっとおにぎりを差入れます。
親友から和代の話を聞き、会って記事にしたいというフリーライター。親友は和代を慕い何度も小繋を訪れ、その度に生きる元気をもらっていたが数ヶ月前自殺。親友が唯一安らげた場所を見てみたいという思いと共に自分の荒んだ心も癒しに来ていたライターに、和代は帰りにおにぎりを持たせます。

旅人たちは、様々な事情で駅に立ち寄り、ノートに悩みを記し和代に出会うことで生きる勇気をもらって帰っていくのです。
そして和代が持たせるおにぎりの美味しいそうなこと!気持ちがこもっているおにぎりは本当に温かく見えます。

ノートを利用するのは、旅人だけではありません。
狭い世間、誰にも話せないことをノートに匿名でそっと書き記す地元の人もいます。和代の返事は身近な人々の心にも安らぎを与え、ノートの存在は地元の人々にとっても大きいものなのです。


雪深い殺風景な片田舎、毎日同じことの繰り返し。それでも朝が来て太陽が昇ること、ご飯が食べられる事を素晴らしいと思い懸命に生きる。和代の姿を見ていて、何もなく過ごせる事に感謝する気持ちを自分がいかに忘れているかに気付かされました。


主演の富司純子あっぱれの作品です。セリフがそれほど多くない静かな作品なので、ひとつひとつの仕草・表情に重みがあります。和代の若い頃を実の娘である寺島しのぶが演じているのも面白い設定だと思いました。時代にズレがあるので二人が同じシーンで共演というわけにはいきませんが、同一人物を二人で演じるのですから見応えがあります。

内容はわかりやすいので、あまり深読みせず、素直に感じるままに観ていいのではと思いました。個人的には雪国ということで同情できる部分が多かったので1800円。もちろん都会の人が観てもいい作品だと思います。


キネカ大森にて鑑賞 上映時間:1時間46分

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