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zoom RSS 『奈緒子』

<<   作成日時 : 2008/02/27 00:41   >>

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久しぶりに映画の感想です。


青春映画でした。爽やかなのはいいですが、全体的に印象が薄くて正直感想を書きづらい・・・。とりあえずあらすじを中心に書いてみたいと思います。


小学6年の夏、喘息の治療の為、長崎県にある島を訪れた奈緒子。島に渡る途中の船で、誤って海に落ち、船長に助けられるが、船長は高波にのまれ命を落としてしまう。
後日、船長の自宅にお焼香に行った奈緒子だったが、そこで小学校4年の息子・雄介に「お前が父ちゃんを殺した、父ちゃんを返せ」と言われ、深く傷つき罪悪感を背負ってしまう。

6年後、高校生になった奈緒子は、喘息の不安と闘いながらも陸上部に所属し活動していた。ある日、係員として参加した大会で、天才ランナーとして成長した雄介と偶然再会する。


奈緒子は雄介に、自分があの時の奈緒子であることを告げます。
その時の雄介の表情のひきつり方がリアルでしたね。
三浦春馬を初めてじっくり見ました。演技はまずまず。女の子?と思うほどかわいらしい顔をしていたのが印象的でした。


予想外の出来事に揺さぶられる事もなく、天才ランナー雄介は100mで圧勝。次は一度走ってみたかったという駅伝に挑戦することを明言する。

駅伝大会当日、奈緒子はただ雄介の走っている姿が見たい、という思いで、住んでいる東京から長崎まで観戦に行く。雄介の所属する波切島高校は部員数が少なく、控えの選手が足りない。奈緒子は中継所で波切島高の部員に給水要員を頼まれ、雄介に給水をしようとするが、驚いた雄介は給水を取ることなく通過。オーバーペースがたたり、脱水症状で倒れ、波切島高校は途中棄権になってしまう。

中継所に駆けつけた波切島陸上部監督・西浦は、雄介が給水を取らなかった理由を奈緒子から聞き、事故以来止まってしまった2人の時間を進めるきっかけを作ろうと、奈緒子に両親宛の手紙を持たせ空港まで送った。

西浦は、その昔、やはり天才ランナーだった雄介の父と同じ陸上部のメンバーで、一緒に走っていた仲だった。事故の後は、雄介を自分の息子のように育ててきた。事故の日のことも、当時の奈緒子のこともよく覚えていた。


西浦役は笑福亭鶴瓶です。いい加減のように見えて、でも心の底から部員達を大事に思っている、なかなかいい監督です。
でも、雄介の父と同年代っていうのは無理がありましたねー、西浦の方が20歳ぐらい年上に見えました。

奈緒子に持たせた手紙には、夏休みの合宿を奈緒子に手伝って欲しい、と書いてありました。
両親はもちろん反対しましたが、奈緒子は手伝いに行くことを決めます。
「なんでうちの子にそこまで?」と電話で聞く両親に、西浦は「僕の趣味だと思って下さい」と答えます。
いやー、趣味って言われてもちょっと納得いかないです。
奈緒子が雄介に、自分があの時の奈緒子だと言ったのもそうですが、わざわざ過去のことを持ち出す理由がしっくりこないんですよ。故意の事件ならともかく、致し方なかった事故のことをそこまで引っ張るのもどうかしら、と。理由がないならそれほど深く関わることもないんじゃないかと思ってしまいます。まぁ、こんなところで疑問を持ってしまっても仕方ないのですが。


夏合宿がスタート。西浦は今日から鬼監督になると言い、不可能と思われるほどの練習メニューを部員に課す。

ペース走の先頭を任された雄介だが、付いてこられない部員を気遣い、ラストはペースをあげろと課されても、わざと手を抜く。西浦は、ペースを上げないということは、仲間を信じていないと言うことだ、と雄介を叱咤する。
一方、キャプテンを始め上級生は、雄介ばかりが何かと注目されることが面白くない。自分達は雄介にたすきを繋ぐための駒なのか、そんな屈辱的な思いを胸に練習を続けていた。

合宿中のある日、西浦が自宅で倒れた。偶然居合わせた雄介と奈緒子が病院に付き添い、そこで西浦が末期ガンに侵されていてもう長く生きられないことを知る。

お世話になった監督の為、なんとしてでも秋の県予選で優勝したいと思い始める雄介。練習についてこられない先輩にも、つい強い口調で注意してしまう。何も知らない上級生は、そんな雄介の態度に腹を立てる。次第にバラバラになっていくメンバーの心。そして、このままではいけないと思いながらも見守ることしかできない奈緒子。雄介の思いはメンバーに通じるのか。雄介と奈緒子の止まったままの時間は進み始めるのか。


合宿中はみんな走りまくってます。主演の三浦春馬と上野樹里はもちろんですが、同じ陸上部のメンバーも相当走ってます。しかもコースがきつそう。あれは長崎なのか、他の場所で撮ったのかわかりませんが、坂道だらけのタフなコースに大変だったろうな、と思わずにはいられません。見ているだけで苦しくなります。

上野樹里は今回はセリフが少な目です。少し陰のある大人しい女の子という感じ。元気のいい役だったり、個性的な役が多いので、いたって新鮮に映りました。しかもなかなか上手でした。元陸上部だそうで、走るフォームも綺麗でした。正直、雄介より奈緒子の方が速そうに見えました。


雄介と奈緒子が走って出航するフェリーを見に行く場面、が個人的には好きです。奈緒子のスピードでは間に合わないから先に行く雄介。しかし、しばらく行った所で振り返り奈緒子を待つ。追いついた奈緒子と一緒に走り付いた目的地で進んで行くフェリーを見送る2人。「ありがとう、今私のことを信じてくれた。」奈緒子のセリフが良かったです。

雄介と奈緒子が最終的にはいい雰囲気になるのだろうと思って見ていましたが、そういう恋愛の部分は深入りしてなかったです。あくまで爽やかな範囲で終わってくれたので良かったですね。


ついにやってきた、県予選の日。アンカーを任された雄介は、既に走り終えた1区の選手と中継所で出番を待つ。初めてレースに恐怖心を抱いた雄介が思わず言う。「なんだかみんなに会いたくねぇか?」実は仲間と心が繋がっていることがにじみ出ている一言にホッとしました。印象的な言葉でした。
同じチームなのにバラバラだから、駅伝ってヘンなスポーツだ、というようなセリフもあり、昔駅伝をやっていたので、その部分は共感しました。

駅伝を走るとなると、スタート前にメンバーはそれぞれの中継所に移動して、出番を待ちます。付添いがいないとかなり孤独です。一昔前は携帯などもなかったので、途中の情報がほとんど入ってきません。一体メンバーがどんなレースをしたのか、最終的に何位だったのか、ゴール地点に戻るまでわからなかったりします。
ゴール地点に戻り、順位を確認したり、中継所やレース中にあった出来事をチームメイトと報告しあうのはとても楽しかった記憶があります。
数日間にわたる大きな大会になると、宿泊先がそれぞれ違うので、同じチームとして大会に出ているのに、期間中ずっと会わないなんてこともあります。そんなスポーツ、あんまりないです。本当にヘンなスポーツです。仲間の顔が見えない分、お互いを信じてお互いの為に走るということが大事なのだろうと思います。


なんとなーく消えるように最後は終わってしまい、結局奈緒子とのわだかまりについては十分描かれていませんでした。観る側の想像に任せられている感じです。
走ること、襷をつなぐことで、仲間を信じる大切さを雄介は学んだのかな、というところだけはわかったような気がします。


それにしても、いたるところで作りの粗さが目立ちました。
マラソンは地味で派手さにかけるので、途中面白くする為にも演出は必要でしょうが、天才ランナーがしょっちゅうフラフラになったり、走るたびに転んでは怪我するメンバーがいたり、ライバル同士が横に並んでいちいち話をしていたり、とやりすぎ?というぐらいの演出だったのでかなり興醒めしました。
合宿中の練習メニューも、毎日50kmのペース走でラスト5kmは1km3分というありえない設定。
西浦が『信じれば早く走れるようになる!』と豪語していますが、その辺はいくらなんでも限界が・・・。走れるようになる前に壊れてしまいます。無茶苦茶過ぎて感情移入できませんでした。

撮影中、天候に恵まれなかったのかもわかりませんが、続いてる場面のはずが天候が全然違っていたり、場所が違っていたりと、突っ込みたくなる要素は非常に多かったです。

大会のシーンなどは、地元の高校生が多数エキストラとして参加していました。出場校は実在する高校ではないため、ジャージやユニフォームなど、全てこのために作った新品です。準備がかなり大変だったろうとは思いますが、ジャージにそこまで拘るくらいなら、もうちょっと内容や演出も詰めて欲しかったなと思いました。

主演の2人や鶴瓶さんの演技が良かっただけに、残念です。長々と書いてきましたが、つまるところ1000円で精一杯、です。


川崎チネチッタにて鑑賞 上映時間:2時間

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