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zoom RSS 『図鑑に載ってない虫』

<<   作成日時 : 2007/06/26 00:06   >>

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川崎チネチッタで行われた初日舞台挨拶に行ってきました。午前中はテアトル新宿で舞台挨拶をして、その後はるばる川崎まで移動してきてくれたようです、有難い。
上映後の挨拶だったので、ネタバレを気にすることなく監督をはじめ登壇者が話してくれて面白かったです。司会者が進行しなくても、ワイワイと勝手に話が弾んでしまうほど皆さんリラックスしていました。

演じる役の印象については、
伊勢谷友介は「一番まともだー、と思ったけど、最終的には一番おかしなヤツだった。」
菊地凛子は「リストカットの癖がある元SM嬢ってどんなだろう?って追求していたら余計にわからなくなった。岩松さんが考えたら負ける、って言ってたけど、その通りだと思った。」
ふせえり「チョロリは私の中では男でも女でもない。性別は関係なく、チョロリという人間を演じようと思った。」

一番印象的なシーンは?の質問に、
伊勢谷友介は「(他の役者さんの)クロマル●(モザイクがかかっている)のシーンが下らなすぎて笑えた。」
菊地凛子は「チョココロネを吹いてチョコをとばすシーンが、なかなかチョコがとばなくて炎天下の中撮影に2日もかかって大変だった。」
ふせえりは「閉店したSMクラブで使っていた道具を、燃えるゴミ、燃えないゴミ、資源ゴミ、と分別していたところ。」とそれぞれ答えていました。


撮影は去年の8月に行われたとのこと。確かに夏の暑い感じが映像にも出ていました。●のシーンは、本当に公園をほぼ裸で走ったらしく、住民に通報され実際に警察官が来てしまったそうです。
チョココロネをとばすシーンは新潟の寺泊で撮影したそうで、寺泊中のチョココロネを集めたけれど、まわりにチョコがかかったものしかなくて、わざわざスタッフがチョコをふき取って使っていたそうです。
他にも、火葬場でのシーンは、実際の火葬場で撮影したとかで、バチが当たると気が気じゃなかった、など色々と撮影中のことを話してくれました。

テーマ曲を担当したナイス橋本も挨拶に参加していました。「手をつないで」や「アイスクリーム」という歌詞は中身とピッタリなのですが、全くの偶然だそうです。曲は映画とよく合っていたと思います。



伊勢谷友介演じる「俺」が”死にモドキ”を探し、親友の遠藤と旅に出るロードムービー?らしきもの。途中でたくさんの摩訶不思議な出来事やおかしな人々に出会いながら話は進んでいきます。

コメディというのはわかっていましたが、ことごとく馬鹿っぽくて笑えます。高度な笑いではなくて、下らなくて笑ってしまうという感じ。何も考えず、ただ笑ってやり過ごせるのがいいです。
遠藤役の松尾スズキがコメディにピッタリなのはもちろん、主演の伊勢谷友介も、ロッテのACUOのCMを見たときからコメディが似合いそうだと思っていましたが、かなりのハマり役でした。今後どんどんコメディに出演して欲しいぐらいです。


とにかく最初からおかしなことばかりです。
まず、水野美紀扮する月刊黒い本編集長は、美人ですがコップを吸いすぎて口の周りが青いです。おならをしても「今の私よ。」と平然と言います。

そんな編集長から死後の世界をルポするように頼まれる売れないライター・「俺」。一度は断りますが、大金を積まれ渋々引き受けます。

一緒に”死にモドキ”を探す親友・遠藤役は松尾スズキ。ほとんどアル中の遠藤は、やることなすこと全ておかしい。紙にスプレー式のサロンパスを吹き付けて巻き、スースーするといって吸ったり、瞬間接着剤を目薬のように目にさしたりしてます。

立ち寄ったSMクラブで出会う、元SM嬢サヨコは菊地凛子。いつの間にか「俺」たちと一緒に行動するように。左手にはリストカットの痕が痛々しいですが、「俺」と遠藤はそこでわさびがおろせるか試してます。猿の手でおばあちゃんを生き返らせたことがあるという、これまた不思議な人。菊地凛子ののほほんとした馬鹿っぽい感じもよかったです。

”死にモドキ”探しを邪魔するヤクザのリーダー・目玉のオッチャンは岩松了。最初は怖いのですが、いつのまにか超いい人。「俺」たちと一緒に過ごすようになり、ヤクザから足を洗い”死にモドキ”探しを手伝います。

目玉のオッチャンが紹介したのが、ヤクザの下っ端で情報屋のチョロリ。小柄なふせえりが演じていて、普段は高い声ですが、「なんだてめぇ、しばくぞ、こらぁ」とガンつける時だけ少し低い声になります。でも全然怖くなくて、最後には小動物を見ているようでかわいくなります。

その他細かい内容や空気感はうまく説明できないので、気になる人は見たほうが早いかもしれません。


こんな風に変わった人たちが集まり、奇天烈な”死にモドキ”探しは進んでいきます。起こる出来事も奇妙だし、会話もたいして繋がっていませんが、でもなんか気持ちがわかるー、と同情してしまうネタも多いです。
流したてのコンクリートの上を歩いて足跡を付けてしまう遠藤のイタズラ、子供のころやってみたかったし、「バーベキューの「Q」はなんの「Q」だろう?」って言われて確かに何のQだろう?って思ってしまったり。馬鹿っぽい中にも素朴さのような、ちょっと子供の感覚に似たところがあって憎めないです。

驚いたのは、小ネタだらけの中で、ちゃんと誰にでもわかるように話が完結するところ。監督の素晴らしさを感じました。パビリオン山椒魚みたく、全く意味不明になったらどうしよう、と思いましたが、そんなことはありませんでした。


「俺」と遠藤が車に乗って移動するシーンなどは川崎近辺で撮影していたらしく、川崎で公開できてよかった、というようなことを監督が言っていました。悩みがある人や何かにつまずいた時に観て元気になってもらえればいいという思いで作られたそうです。確かに、落ち込んだ気持ちが軽くなる、いい終わり方だったと思います。1200円。


川崎チネチッタにて鑑賞 上映時間:1時間43分

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