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zoom RSS 『ドリームガールズ』

<<   作成日時 : 2007/02/06 00:21   >>

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デトロイト出身の歌手希望の3人娘が、地元のオーディションをきっかけにデビューの道を掴み、数々の問題を乗り越えながらニューヨークで成功するまでを描いたミュージカル映画です。
観る前は、ミュージカルだし、歌手の話だし、歌あり踊りありでとにかく楽しく華やかなのかなと思っていましたが、実際見てみると、華やかさの裏にある、嫉妬、欲望、お金、恋愛、など現実的な部分が多く描かれていて、予想以上に面白かったです。


1960年代初期。デトロイトに住む仲良しの3人娘・エフィー、ディーナ、ローレルは『ドリーメッツ』を結成し、地元のオーディションに参加していた。緊張感が張り詰める中、リードボーカル・エフィーの圧倒的な迫力とエフィの弟・C.C.が作曲したソウルな曲で観客を大いに魅了する。本人たちも手ごたえを感じていたが、残念ながら優勝は他の人の手に渡ってしまう。
落胆する3人に声を掛けたのは、中古車販売業を営む・カーティス。中古車販売からマネージメント業への転身を狙う彼は、地元のスター、ジミーがバックコーラスを探しているという情報を得ていた。3人の可能性に賭けたカーティスは、3人をコーラスとして紹介しようとマネージメントを買って出る。

デビュー前の3人娘の野暮ったさがリアルです。ディーナを見てもほんとにビヨンセ?と思ってしまうくらい。衣装とかメイクとか工夫したんだろうな、という感じです。もじゃもじゃのカツラ姿も結構かわいかったですが。そして、エフィー役のジェニファー・ハドソンの歌が素晴らしい!迫力満点で圧倒されました。新人とは思えぬ存在感、恐るべし。


『ジミー&ドリーメッツ』として各地を巡る日々が始まった。パワフルでソウルな音楽は、デトロイトはもちろん、全米各地で反響を呼び、黒人アーティストとして初めてヒットチャートにランクインする。マネージャー且つプロデューサーとして上を目指すカーティスは、ジミーのマネージメント権も手に入れ、ついには中古車を売りさばき、レコード会社を立ち上げる。

ジミーを演じるエディ・マーフィの歌とパフォーマンスもなかなか良かったです。こんなに歌が上手だったのかと驚きました。少々品の無いパフォーマンスもありますが、それもジミーならでは。ただノリがいいだけでなく、魂があるものを歌いたいという思いは十分伝わってきます。


ジミーは妻がいるのに次々に女性に手を出す懲りない性格。ドリーメッツにも例外ではなかったが、バスでの長旅を続けるうち、ローレルと本当の恋におちる。一方、カーティスもエフィーと密接な関係に。このままファミリーの結束がさらに強まっていくかに思えた。

ビジネスとして成功させたいカーティスは、賄賂や資金稼ぎなど悪事に手を染める。それにより、ジミー&ドリーメッツは全米の大都市を回る機会に恵まれ、白人たちの前で歌う機会が増加。彼らに好まれる音楽を作る事がヒットの鍵を握るようになった。ソウルを失いつつある楽曲。歌うことに抵抗を感じ始めたジミーとドリーメッツ。しかし、その心とは裏腹に人気は上々。カーティスはついにドリーメッツを『ザ・ドリームズ』として単独でデビューさせることを決める。

『ザ・ドリームズ』をデビューさせるにあたり、カーティスはリードボーカルをエフィーからディーナに変更すると告げる。エフィーは憤り、激しく抗議する。ディーナは自信なさげ。弟に説得されしぶしぶ納得したエフィーだったが、これが、少しずつ崩れつつあったファミリーの輪を完全におかしくする大きな要因となる。

猛反発するエフィーの態度がインパクト大です。そこにはボーカルを下ろされることの痛みだけでなく、カーティスの心がエフィーから離れディーナに向けられていく痛みも含んでいます。なにせディーナはとびきりの美人。カーティスの微妙な心の揺れをエフィーは敏感に感じ取っていました。
それにしても、「あの女と寝たのね!」としつこく言い放つエフィーの怒り方はどうなのかと。その後もレコーディングで指示されたとおりに歌おうとせず途中で帰るし、リハーサルには遅れてくるし、理由はどうあれ”クビ”と言われても仕方ありません。突き放されてから「愛してる」と熱唱してもちょっと遅すぎ。ここでのエフィーの熱唱は、聴きどころではあるのでしょうが個人的にはやや長く感じました。


ザ・ドリームズは新メンバーのミシェルを加え、華やかにデビュー。流行に合わせダンスも加わりパワーアップします。
その後、場面は8年後へ。すっかりセクシーになった3人娘。ビヨンセの美しさが目を引きます。既に人気は不動のもの。表面は安泰ですが、裏では長年のひずみが限界に来ていました。多くの人を巻き込んで、ファミリーの崩壊と再生がここから更に進んでいくのです。


最後は歌も含め心に響きました。欲も金も知らなかった頃に培った友情・愛情は温かいものだなと感じます。幸せではないかもしれないけれど、希望が見える終わり方だったと思います。
主演はジェイミー・フォックスなのか、ビヨンセなのか、はたまたジェニファー・ハドソンなのか、よくわかりません。それぞれに物語があり、同じくらい出番があります。ジェイミー・フォックスは出番のわりに歌は少なかったですが、『ウィンター・ソング』の金城武よりはマシでした。
音楽については疎くて詳しい事はわかりませんが、3人娘の歌は素晴らしかったし、ミュージカル仕立てのわりにストーリーはしっかりしてるし、アメリカの60年代〜70年代の時代背景も組み込まれていて良かったと思います。音楽好きの人ならより楽しめると思います。1500円。


有楽町朝日ホールにて試写会鑑賞 上映時間:2時間10分

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