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zoom RSS 『カンバセーションズ』

<<   作成日時 : 2007/01/17 00:54   >>

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題名の通り、男女の会話中心で成り立っているかなり独特な作品です。
結婚式のパーティで10年ぶりに再会した38歳の男女。お互いに心境を探り合うような会話から始まり、10年前どんな関係だったかが会話を通して徐々に明らかになっていきます。


10年前はカップルだったふたり。現在ロンドンで夫と暮らす彼女は、新婦の付添人としてニューヨークまでやってきた。一方、彼は新婦の実の兄。独身だが23歳の若くて美しい彼女がいる。
パーティーも終盤にさしかかり、だいぶ打ち解けてきたふたり。翌日の早朝にホテルを発つという彼女の部屋に、彼は自然な成り行きで同行。
部屋の留守電には彼女の夫からのラブコール。ロンドンにいる夫や子供のことが気になりながらも、目の前にいる昔の男と愛し合う彼女。その後も昔話に夢中になり、気が付けばホテルを発つ時間まであとわずか。ふたりは大慌てで身支度を整え始める。


場面はほとんどがパーティ会場とホテルの部屋。特に部屋に入ってしまってからは出てくるのはふたりだけで、会話がひたすら続きます。長回しが多いので、部屋の中を動くふたりの距離感とか会話の間などはリアリティーがあります。

話の内容は、今のパートナーのことや昔の懐かしい話。普通に話せば数分で終わってしまう内容なのですが、作中ではとても気を使い、とても遠回しに、色々な言い方で時間をかけて先を急がず会話が進んでいきます。直球で終わらせないところが、経験豊富な大人同士のカンバーセーション。その余裕が10年前にあればふたりは上手くいっていたのかも。


部屋にふたりきりで、彼と一夜楽しんでも、彼女の心の中には常に家族のことが。シャワーを浴びるふりをしてロンドンに電話をかけます。自分を完全には見失なわない彼女はとても現実的。
その電話を盗み聞きして邪魔する彼。彼女を取り戻そうと、もう一度やり直したいと口に出してしまうところは、昔の甘い想い出から離れられない子供っぽさが。
部屋でのシーンは、男女の微妙な温度差が感じられて面白かったです。そして彼をうまく言いくるめる彼女がとても大人でした。


アーロン・エッカートはブラック・ダリアの時とはだいぶ雰囲気が違って随分ぽっちゃりしたような感じ。彼女から「Fat!」と言われるシーンがあったので役作りしたのかもしれません。ヘレナ・ボトム=カーターはドレスを着ているときはとても美しいのですが、脱ぐとあら!ぽっこりお腹が。ふたりの少々たるんだ身体が10年経ったということに説得力をもたせていました。


スクリーンは中央で左右に2分割。右と左で別々の映像を写します。右に彼・左に彼女だったり、右に現在のふたり・左に10年前のふたり、だったり。左右同じタイミングで画像が切り替わるわけではないし、字幕も追わないといけないので、見るのは若干忙しい。でも、同じ場所で向かい合って話しているふたりを別々のカメラで違う角度から撮って、右と左に並べて映すなんてちょっとお洒落。より細かい表情が読み取れます。

会話中心なので、奥深い面白さのあるかなり大人向けな作品です。大きな動きがあるわけではないので、刺激が欲しい人には物足りないかもしれません。10年後ぐらいにふたりのように色々な言い回しで会話を楽しめたら素敵だな、とは思いますが、今のところは1000円でいいかなと思いました。


ニッショーホールにて試写会鑑賞 上映時間:84分

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