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zoom RSS 『大奥』

<<   作成日時 : 2006/12/26 00:39   >>

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なかなか面白かったです。
ドラマの「大奥」をほとんど見ておらず、わかるかどうか不安でしたが、ドラマとは趣向が違ったようなので見ていなくて逆に正解でした。「大奥」というより、絵島生島事件を描いた時代劇なので、ドラマの続きを期待していた人はちょっとがっかりだったようです。


徳川七代目将軍、家継の時代。大奥は先代将軍の正室・天英院と先代の側室で家継の生母・月光院とが対立し、何人もの人を巻き込んで女の戦いを繰り広げていた。若くして大奥総取締となった絵島は、多くの女中をまとめると共に月光院の右腕としても一役を担っていた。
一方中奥では、幼い家継の後見人として政治を操る間部詮房を老中・秋元が面白く思っていなかった。そんな中、月光院と間部が密会しているという噂が敵対する天英院の耳に入ってしまう。

この時、将軍・家継はまだ5歳。将軍自身が政治を行えなかったことが悲劇の一因でもありました。
大奥では、対立というより、先代の子を産めなかった天英院の派閥が一方的に月光院を憎みいじめている状態です。嫌がらせ的な発言をされ黙ってしまう月光院を絵島が賢い返答でかばいます。毎日毎日いじめる方もいじめられる方も神経使います。
この頃大奥は荒れ始めていたようで、将軍以外の男性を隠れて連れ込んだりお寺参りの際に歌舞伎観劇に寄り道したりと、規律が守られなくなっていました。


天英院は、月光院の弱みにつけ入る前に、まず右腕である絵島の力を削ごうと罠を仕掛ける。秋元と組み歌舞伎役者・生島新五郎に金を渡し絵島を落とせと命じる。歌舞伎役者は舞台の外では女に買われるもの、という生島は女性の扱いには慣れていた。何度も絵島に会いに行き口説くものの、堅くなかなか心を開かない。「誰かに言われて会いにきているのではないですか?」と逆にたずねる絵島の鋭い感性と純粋な心に生島が惹かれてしまう。

絵島は生島に初めて会った時から惚れていたのですが、大奥総取締という立場からその感情を抑えていました。ひとりの女性として愛を貫くのか、社会的立場を優先するのか、言葉には出しませんが心の中で悩む姿を仲間由紀恵が表情で演じていました。一緒にいたい気持ちを押し殺し、生島に「もう会わない方がいい」と伝えるところは切なくなります。


ある日、歌舞伎観劇の最中、劇場の控え室から火の手が上がる。火災の混乱のなか、気持ちを抑えきれなくなった絵島は生島と逃げ出し、船上で一夜を共にする。城内に戻った絵島と生島には厳しい罰が待っていた。

火災のあたりからは急に純情なラブストーリーになります。なんとなく終わりは予想できるものの、禁断の恋を叶えてあげたいという思いで見入ってしまいました。愛を知り、それまで堅かった表情をやわらかく変化させる仲間由紀恵は上手でした。生島役の西島英俊の独りの女性を思う姿もなかなか色っぽくてよかったです。

火災を起したのは、天英院に仕える女中・宮路。天英院の罠を生島に命じた本人ですが、生島が絵島に惚れたことを知り嫉妬します。この宮路役の杉田かおる、かなり存在感があります。役どころとしても重要で印象に残りました。


終始ドロドロとした妬みや裏切りが描かれる中、将軍だけはお茶目です。5歳の子供が大人に命令する姿は何とも奇妙。唯一笑わせてくれる存在でした。

衣装は噂どおり豪華です。絵島が度々身に付ける金魚の打掛が素敵です。スクリーンいっぱいに着物をまとった女中達が並ぶ様は華やかで迫力がありました。

ドラマの流れで出演しているような大物俳優が何人もいましたが、無理に事件と結びつけて出番を作ったような感じでやや違和感がありました。いっそのことドラマとは別にして、出演者も全部替えてやった方が自然だったかとも思います。
とはいえ、主となるストーリーはしっかりしているし、いじめあり恋愛ありで時代劇好きには程々楽しめます。ドラマの続きを期待せず普通に観るなら1300円というところでしょうか。


よみうりホールにて試写会鑑賞 上映時間:2時間5分

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「大奥 第一章」(予告 第1話)
放送前期待度:★★★★お、お帰りなさいませ、お局さまの、み、皆々様。。うぅーん・・、このお顔ぶれを拝見しただけで、既にとっても恐ろしげで・・、ほんに楽しみ至極でございます。。去年放送された前回では、幕末から明治にかけての... ...続きを見る
ドラマ!あの素晴らしいドラマを、もう一度...
2007/02/05 18:08

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2006/12/26 22:18

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