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zoom RSS 『犬神家の一族』

<<   作成日時 : 2006/12/08 00:09   >>

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30年ぶりにリメイクということですが、前作は観た事がないので、内容もほとんど知らずに観に行きました。
松子、竹子、梅子、佐清(すけきよ)、佐武(すけたけ)、佐智(すけとも)と似たような名前の登場人物が多いですが、いちいち名前を呼ぶようにセリフができていたのでわかりやすかったです。


昭和22年、莫大な遺産を残し死亡した犬神佐兵衛。遺言には、3人の孫のいずれかと結婚する事を条件に恩人の孫娘で一家と同居している珠世(たまよ・松嶋菜々子)に全財産を譲渡、珠世が3人の誰とも結婚しない場合は、財産を5等分し、3人の孫と他で暮らす愛人の子供2人に譲渡すると書かれていた。
遺言書を預かる法律事務所は、争いを懸念して金田一耕助(石坂浩二)に調査を依頼。戦争で出征していた孫の一人、佐清が戻り一族全員が揃ったところで遺言書は開封された。娘の松子、竹子、梅子はそれぞれ母親が違い仲が良くない。自分の息子を珠世と結婚させて財産を得ようと躍起になる。
娘と孫、そして珠世。遺産をめぐり、一族間の争いが始まる。


松子の息子・佐清は戦争で負った傷を隠すために白い仮面をかぶっています。仮面をとると、やけどの痕がひどく顔は判別できません。本当に佐清なのか?正体不明です。
竹子の息子・佐武、梅子の息子・佐智は共に親に似てたいそう欲深く、財産を得ようと珠世を騙し、脅かし、結婚を迫ります。その度に珠世を助けるのが犬神家の雇人・猿蔵。先代に命をかけても珠世を守れと言われたという、見かけはごつくて悪そうだが誠実な男。時代劇など古い話に必ず出てくる役どころの人物です。

一族についに犠牲者が出る。1人目は佐武。竹子は息子を失い気が狂ったかのように嘆き悲しみます。死体がリアルで参りました。怪談などに出てきそうな雰囲気の古風な画が逆に新鮮でした。
犯人が見つからぬまま、数日が過ぎ、2人目の犠牲者が出ます。
金田一は何日も近くの宿屋に泊まり込み、犬神家を出入りして犯人探しをします。地元の警察は事件のうわべだけで犯人を特定しようとするのに対し、金田一は広い視野で、一見事件と無関係に思える場所を調べ始めるのです。

金田一が事件の謎を解いていくところが一番のポイントなのでしょうが、富士純子、松坂慶子、萬田久子の3人が演じる3姉妹の迫力がすごすぎて、イマイチ金田一の印象が薄かったです。石坂浩二の演技がどうというより、個性的な大女優が3人も揃うと誰もあのインパクトには勝てないということなのかもしれません。最終的に事件はちゃんと金田一が解決しましたが、わざとらしくてあまり賢こそうには見えませんでした。
松嶋菜々子は久々にスクリーンで観ましたが、相変わらず美しい。珠世のまっすぐで一途な想いを上手く演じていました。


全体を通して、セリフはゆっくり丁寧に発音されています。展開が早いと感じることはありません。決して多くないセリフなのに、すんなりと理解できるようになっていて素晴らしいです。唯一、神主役の大滝秀治が珠世の出生の秘密を語るシーンだけよく聞き取れませんでした。大事なシーンなのに!おじいちゃんなのでかつぜつが悪いのは仕方ないですが・・・。最後に金田一の口からこの秘密は明かされます。
建物や着物など、昭和20年代の雰囲気もよく出ていました。丁寧に時間をかけて作られた作品だということがひしひしと伝わってきます。音楽はほとんどかからず、広々とした屋敷の静寂さが不気味でした。

鑑賞後、友人とも話したのですが、内容としてはテレビの2時間ドラマ向きかもしれません。やはり昔に作られたストーリーなので、サスペンスとはいえ裏の裏の裏をかくような観客を驚かすほどのからくりはありません。遺産相続に執拗にこだわる一家の姿も今の世の中からするとあまりピンときませんでした。
内容だけなら1000円、出演者の豪華さと演技にプラス500円で1500円がいっぱいいっぱいかなという感じです。


よみうりホールにて試写会鑑賞 上映時間:2時間15分

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