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zoom RSS 『トリスタンとイゾルデ』

<<   作成日時 : 2006/09/27 00:07   >>

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イングランド、暗黒の時代。
ロミオとジュリエットの原点と伝えられている、永遠に一緒になる事のできない男女の悲恋の物語です。
切ない話ですが、長く語り継がれている伝説なので、そういうものかと淡々と受け止められる内容です。

トリスタン役のジェームス・フランコが個人的にとても気に入ってしまい、2時間見惚れっぱなしでした。
内容もわかりやすく、世界史が苦手でも飽きずに観る事ができました。予想していたより面白かったです。

恋愛が前面に出ていますが、剣を振りかざし戦うシーンもかなりあり、リアルで迫力があります。日本の時代劇でいう「立ち回り」は相当練習したのではないかと思います。
戦争が続く時代なので映像は全体的に暗めですが、中世の油絵のような、濃く美しい仕上がりです。海や島など風景も幻想的で素晴らしく、伝説をより一層引き立てていました。


暗黒時代、民族同士の争いが続き混沌とするイングランド。一方海を挟んだ島国アイルランドは強大な権力を持つ王が君臨し、イングランドをも完全に支配下にしようと虎視眈々と狙っていました。

トリスタンはイングランドの勇敢な騎士、イゾルデはアイルランド国王の娘、とくれば敵対する国の為に一緒になれなかった二人の話かと思うのですが、内容は複雑で少し違っていました。

アイルランド国王がイングランドをひとつにまとめ自分の思うがままに動かす為、各民族の代表1人がトーナメントで争う決闘を企て、優勝した民族に娘イゾルデを妻として送ることにしたのです。いわゆる政略結婚です。

女性は自由が利かず、欲のために物のように扱われ、生き辛い時代だっただろうと思います。


優勝した部族が建前上イングランドを統一する事ができ、王に妻ができれば国が安定する。そう思ったトリスタンは出場を決意し、見事優勝を勝ち取ります。トリスタンの育ての親、マーク王の妻となるイゾルデを見たとき、彼に衝撃が走ります。

彼女は、以前戦いで重傷を負い流れ着いたアイルランドの海岸で出会い、初めて愛した女性だったからです。

イングランドに渡りマーク王の妻として過ごすイゾルデ。しかしトリスタンへの想いは募るばかり。トリスタンもまた、自分を育ててくれたマーク王への忠誠心と彼女への愛の間で苦しみます。しかし二人は気持ちを抑えることができず密会を重ねるのです。

愛し合いながらも一緒にいられない二人の哀しい運命に同情しますが、マーク王も相当人が良く気の毒になります。イゾルデを心から愛し、幸せにしたいと彼女をとても大事にするのです。こんなに思ってくれる人が近くにいるなら、大人になって心を入れ替えた方がよかったのではないかと余計な事を考えてしまうくらいいい人でした。


その後、マーク王への謀反をたくらむ民族により、二人の関係がすっぱ抜かれます。それにより統治は崩壊、再び内戦が始まるのです。


二人の終幕は哀しいものです。しかし、裏切り、対立が横行し、戦いにより人が傷つけられ命を落としていく世の中で、最後には家族、友人、恋人、全ての愛を確かめ物語は終わります。生は死よりも尊く、愛は正よりも尊い。伝説にぴったりの美しい言葉でした。



よみうりホールにて試写会鑑賞

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